紹介される時に脱落しないようにする(ホームページ)
今でも税理士は紹介が新規顧客開拓の中心
私どもが開業される方によく言う言葉があります。
「1社でもクライアントや士業で仕事を回してくれる事務所があるのなら最大の努力でそのクライアントの業務に向き合って下さい。認めてもらえれば必ず紹介を受けることができます」
人はいいと思いものを他人に紹介したくなります。開業時には時間的な余裕があるのですから、こなすのではなく値段以上のものを提供していきましょう。
さて、紹介してもらえるとなった時に紹介者は皆さんの事をよく知っていますが、紹介相手は皆さんの事を全く知りません。
何らかの形で皆さんの情報を得ようとします。
ホームページがある場合、紹介者の方は皆さんのホームページのURLを付けてメールを送る事になります。その時、ちゃんとした事務所と思われる安心感のあるホームページであれば、スムーズに紹介作業が進みます。これは、税理士の皆さんが逆の立場に立って考えていただければよく分かるとは思いますが、いくら知り合いがいいと言っていても、ここは大丈夫かなと思うような見た目のホームページの会社には頼みたくなくなる事があるのではないでしょうか。
理念、税理士のプロフィールなど編集された情報が掲載されている事はもちろんですが、実は見た目の問題というのは非常に重要です。「ここ大丈夫か?」の50%ぐらいは見た目の問題と言ってもいいでしょう。
つまりインターネットが普及してからはホームページが企業情報のインフラとして定着してきたので、ビジネスでお付き合いが始まるときは一次情報をホームページに頼るので、ホームページはビジネスレベルの見た目を最低限確保したホームページである必要があるということです。
ビジネスレベルの見た目を最低限確保というのは具体的、体系的にはご説明出来ませんが、皆さんも経験値としてはお分かりになられるかとは思います。
また、ホームページがない場合ですが、この場合も「ここ大丈夫か?」となってしまう可能性があります。名刺にURLがないというのは現在のビジネスシーンであるべきツールがないということですから、ITに弱いのではないかという疑念を持たれることになります。
まずは事務所開設時に運よく関わる事のできたクライアントに対して「よいサービス」と認めてもらえるように必要以上に努力する。そしてコツコツと紹介を増やしていく、昔からあることですがこれが税理士事務所の顧問先を増やしていく王道です。
税理士事務所の開業で重要なことは何か?(9つのポイント)
- 紹介される時に脱落しないようにする(ホームページ)
- 市場との対話ができるマーケティングツールを1つは持つ(ホームページ)
- サービスポリシーまたは理念をしっかり打ち出す(ホームページ・名刺・事務所案内)
- 差別化へ向けて専門分野または対応業種を 1 つは打ち出す(ホームページ)
- ちゃんとしている事務所と感じていただけるイメージ戦略 1(封筒・ホームページ・名刺)
- ちゃんとしている事務所と感じていただけるイメージ戦略2(事務所案内)
- ちゃんとしている事務所と感じていただけるイメージ戦略3(ロゴマーク)
- プロフィールはできるだけ詳しく書く(ホームページ・名刺・事務所案内)
- 写真はプロに撮ってもらう・出来れば口角を上げる(ホームページ・名刺・事務所案内)